日本最南端ワイナリー 都城ワイナリーを訪問

ヤマブドウ系の品種改良したブドウさんが多かったです。
癖があると思われがちなヤマブドウですが、
社長の山内さんのお話を聞くと納得。
実はヤマタノオロチをヤマトタケルが倒した時に
用意させた酒は、実は日本酒ではなくぶどう酒だったのでは?
という仮説があるそうなのです。
当時そのエリアに稲作、果ては日本酒を作る技量があったのか、
と考えると、山になっていたブドウから自然発酵でお酒を飲んでいたと
考えるのは自然だからです。ふむふむ。かなり興味深いです。
そうした伝説の神々に合わせた愛おしいワインたちが並んでいます。
醸造施設も立派です。
畑はワイナリーと少しだけ離れた農作放棄地を市から借りています。
元の土地のオーナーも一緒にブドウを作ってくれています。
最高齢は85歳だとか。とてもそうは見えないカクシャクとした方でした!
みなさん、明るく元気で、きっとできるブドウのキャラクターも
ユニークで明るいんだろうなーと想像できました。標高590mほど。

垣根仕立てでした。

ワイナリーの成り立ちの不思議や
地元の大手スーパーチェーンとのタグもすごい話でした。
宮崎のイオン系スーパーでは宮崎のワインが全て並んでいます。
そして、都城さんのように人出が足りなりワイナリーには、
収穫の時期にイオンの社員さんが
社長を筆頭に60人手伝いに来てくださるそうです。
地元の農業を守れないと、地元の食と産業が守れないから、だそうです。
大手企業がそういうことを掲げていても、
身体を使って実践しているのを知らなかったので、
驚きと感動でした。
起業ストーリーも素晴らしいでのすが、これはまた違う機会に。

対応してくださった山内さん。駅まで送ってくださいました。

お話が博識でとにかく面白かったです。
どうもありがとうございました!

(番外編 珍道中)

ワイナリーに行く前に宮崎市内ですっもんだがありました。

 

「都城のワイナリーに行くので霧島神宮駅に行くんです、、」と切り出すたびに
「それ、都城市内の霧島酒造さんのワイナリーでしょ。
神宮駅じゃ鹿児島だから行き過ぎ。」
と、宮崎市内、綾町、とにかくみんなに言われました。
(同じワイン作っている都農ワイン以外)
「それがあるんですってば、
日本ワインの本やらパンフにも掲載ありますよ、
県内のスーパーのイオンみたら、
がんがんに陳列されてましたよ」と私、
「いやいや、都城いったら霧島酒造さんだし、そっちのでしょ」
と基本回答。
ラチがあかないのでHPで住所と地図をお見せすると、
「ホントだ!?知らなかったぁ。
あ、ここ都城になるのか、
高千穂牧場のとこか、
よくいくわー
ホントにあるの?見たことない。。
必ず報告してちょー。」
という流れが、二日で何回もありました。
しかも県内に詳しい方ばかりに知られていない。
どーゆーことなんだろ。私が思っているのは幻か?
行ったら戻ってこられないとかあるのか?
ドキドキしながら、宮崎駅から特急に乗り、霧島神宮駅へ。
タクシーに乗って、
「都城ワイナリーお願いします」というと、
「????
え?都城ワイナリー?
いいの?遠いよ。駅のりすごしちゃったの?」と運転手さん。
まさか、ここでも?地元のはずだが。
タクシーで10分の距離のはずなのにぃ
最寄の界隈のプロにまで知られていない
創業2008年で10年経ってるんだけどなー。
タクシーの運転手さんと、探しながら住所のところまで行くことに。
「あー、あそこは宮崎の都城になるもんねー」とおっしゃる。
要は、この県道(所有は宮崎か鹿児島かは知らない)が県境。

さてさて、目を凝らしていくと、当該バス停に到着。

そして後方に。。。
何やらそれらしき住所に矢印を発見!

ちっちゃ。
え?
ワイナリーの看板これだけ?
そりゃ、地元の方も見逃すわけでありました。ちゃんちゃん♫
しかし、実際は上記のように素晴らしいワイナリーでした!
皆さん、日本最南端の都城ワイナリーをよろしくお願いいたします。
ちなみに都城市中心部にある霧島酒造さんのは、
ワイナリーではなくブルワリーだそうです。
クラフトビールですよ。
珍道中ではありましたが、
深い話や技術的な話もしていただき、学びの旅になりました!

都城ワイナリー

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