というわけで定員オーバーなほど人気でした。
なぜに狐のフォックスなのにクマさんのラベルなの??
これには長いストーリーがあるそうで、割愛されての説明をすると。。
フォックストロットというのはダンスのステップみたいなもの。
特にこのワイナリーと国土の反対にあるケベックで踊られるんだそうです。
ケベックはフランス語圏なので、若者が収穫時期に
英語の語学研修を兼ねて、太平洋側の
ブリティッシュコロンビア州のワイナリーによくバイトにくるんだそうです。
で、そのケベックの若い女の子がワイナリーでクマに会ってしまい
一緒にフォックストロットを踊ったよ。
そんな流れだとか。日本の歌と似てますね。
万国共通なのか?クマと少女の交流ソング。
「踊っちゃうほど美味いし楽しくなる」
ということを伝えたいんだ!と教えていただきました。
中央が生産者のグスタフ・アレキサンダーさん。
スウエーデンからの移民2世です。
左が輸入業者のジェイミーさん。
イギリス・フランス・アイルランド色々なご先祖様がいらっしゃるそうです。
(ファミリーネームはフランス系、風貌はブリテンかノルマン系の印象)
ちなみにグスタフさん、お話し出すと止まらなかったので、
訳すタイミングも失い、かつ聞いてるので精一杯でした。
さらに〜。参加者さまほとんど皆さん英語でOK! という
なんという教養の高い方々。助かりました。ありがとうございます。
羨ましい。かっこよすぎです。
ワインは白のシャルドネと赤のピノ・ノワールを
それぞれビンテージ違いも楽しんでいただきました。
カナダというと、ニューワールドのイメージが強いのですが、
実際にはそれだけではありません。ヨーロッパが大切にしている
複雑性や酸も感じられる新しいタイプのワインです。
これにはワイン通の皆さんも驚かれていました。
高緯度を武器に変えているのも一つ。
日照時間が夏は長いので収穫時期を遅らせて、
糖度が上がるまでじっくり待てるのです。
気温が40度になるエリアもあれば、
一番南はカリフォルニア州と同じ緯度と、
国土が広いのも特徴です。(ロシアに次いで世界2位)
飛行機ではじからはじまで5時間だか7時間だったか。
加えて、実はイギリスやフランス、北欧の影響を色濃く受けていること。
ワインの味わいにもヨーロッパを感じてしまうのは、
そうした背景があるからかもしれません。
2000年以降にワイナリーが急増しています。
(アメリカのワインブームがカナダにも来たのです)
今では900以上のワイナリーがあるのですが、
いずれも小規模生産のため、国外はおろか州外で飲むことも
難しい状況なのです。
それを日本で飲めるのは輸入会社さんの努力と工夫のおかげです。
とってもありがたいことなのですよ。
(おまけ)
こちらは参加者様がグスタフさんとジェイミーさんにと
カナダから持ってきてくださった一人2本しかも現地ワイナリー直売のみ、
という貴重なワイン。
ご相伴にあずかりました。ごちそうさまです。ありがたや。